B社からは、新卒採用において「将来の経営を担う意思のある学生を採用したい」というご要望をいただきました。しかし、当時のB社は「機械系メーカー」という事業内容に惹かれて選考に応募する学生は多いが、経営に興味のある学生とは出会えていないご状況でした。
そこでインターンシップを「社長養成講座」というタイトルで打ち出し、代表の目線に立って会社の歴史を追体験するワークを設計いたしました。
内容は、B社が経験した過去2度の倒産危機と立ち直りについて、当時の代表の立場になって、決断内容とその理由を考えるというもの。倒産の危機という過去は、一見学生にとってネガティヴな情報として捉えられがちですが、決してそうではありません。学生にB社の倒産危機の背景や実際に代表が下した判断とその理由などを、ワークを通じて追体験させることで、企業の文化や価値観を理解してもらうことに成功しました。
結果、このインターンシップを行った年度の採用では、これまでは出会えなかった経営に興味のある学生と出会うことができ、内定まで結びつきました。