G社では人事が3年毎に異動となるため、採用担当の方のノウハウが社内に蓄積されておらず、属人的な採用になっていることに悩んでいらっしゃいました。また、ブランド力がある競合他社に勝てないという悩みもお持ちでした。
そこで私たちは、採用担当者のノウハウをインタビューなどを通じておうかがいし、どこが暗黙知(形式化されていないノウハウ)になっているのかを特定しました。そして、特定した内容に基づいて今後の採用担当者に必要なノウハウを引き継ぐためのリクルーターハンドブックを制作いたしました。具体的には、リクルーター面談における内定付与前・内定付与後・内定承諾後などの学生の状況に合わせた接し方や、学生の志向性に合わせた自社の魅力の伝え方などをハンドブックに盛り込みました。また、頻繁にバッティングする企業は異業種が多く、一概に差別化できないことから、頻繁にバッティングする企業ごとに差別化ポイントを洗い出し、ハンドブックの内容に組み込みました。
結果、誰がどの学生のリクルーターになっても、G社の魅力や独自性を伝えられるハンドブックが完成し、人事担当者が変わった後も採用成功に至る仕組みを構築することができました。