K社は、目先の新卒採用には困っておりませんでしたが、採用ターゲットである理系学生に仕事理解を促進し、K社に興味を持って貰いたいというご要望をお持ちでした。
それに向け、弊社は理系向けのインターンシップの開催を提案いたしました。一般的に理系向けインターンシップは、具体的な仕事のイメージを持たせることができる現場体験型が望ましいと言われておりますが、K社の場合、現場に大きな負担がかかる現場受入型インターンシップの実施は難しいというお悩みがありました。
そこで、現場体験をせずとも理系学生にK社の仕事理解をしてもらうため、「リアルな仕事を見せることができる」「技術力の高さを具体的に伝えられる」「技術を発展させた先、未来の展望を伝えられる」という3ポイントを押さえたインターンシップを制作いたしました。具体的には4つの職種の立場から、K社の技術を活かした新商品や新規事業を考えさせるワークを実施し、各職種の仕事体感とK社の強みを訴求しました。その行程で、K社の製品や開発段階で考えられるトラブルの説明など、専門的な内容のインプットも同時に行い、2日間で学生がK社の技術力の高さと仕事の意義、またその技術力の応用範囲の広さを理解できるインターンシップになりました。
結果としては、このインターンシップに参加した内定者からは「K社の仕事がイメージ出来た」という意見を頂き、人事の方からは「通常の面接などでは見極めることの出来ない先天的な能力(センス)を見ることが出来た」という意見を頂くことができました。