シーズアンドグロースが介入する以前の16卒採用時点では、L社は「将来経営層になる人材募集」と打ち出した採用活動に取り組んでいらっしゃいました。しかし、入社後最初に任せられる仕事は絵画の販売営業という事実があり、入社後のギャップを感じている学生も多く、採用につながっていないご状況でした。
そのため、打ち出し方を営業職に興味のある方を採用できる方向にシフトし、本物の絵画を用意して行う絵画営業体感インターンシップを実施いたしました。絵画の販売営業は、個人に対して単価の高い嗜好品を販売するという特色があり、難易度の高い仕事と言えます。だからこそ、営業力が身につくというメッセージを打ち出し、営業志望の学生を呼び込みました。インターンシップの制作では、現場のトップ営業マンの方に何度もインタビューをして制作したことで、現場の状況を限りなくリアルに再現したインターンシップになりました。
結果的に、16卒採用時点では0%だったインターンシップからの採用率が、インターンシップ実施初年度年には約50%まで増加しました。また、営業の力が身につくという打ち出しでインターンシップを行ったことで、「営業力をつけたい」という学生が多く入社し、入社後の業務におけるミスマッチも減っています。
現在では、過去10年間の新入社員の中でトップの営業成績を出す社員様がインターンシップ経験者の中からでてきたり、1年目社員全体の営業成績平均も向上したりという結果になっています。