事例: 面接官研修の研修内容、対象者、効

2018. 08/29

面接官研修の研修内容、対象者、効果、メリットについて解説!

  1. 1.面接官研修とは
  2. 2.面接官研修の一般的な研修内容
  3. 3.面接官研修の対象者
  4. 4.面接官研修の効果・メリット
  5. 5.まとめ

新卒採用はかつての就職氷河期から一転、売り手市場が続いています。
企業の採用担当者は、優秀な学生を思うように確保できない、採用人数を充足できない、といった採用課題を解決する必要に迫られているのです。

そこで注目されているのが、面接です。

面接は本来、「欲しい人材」の見極めや、自社の魅力を応募者に対して的確に伝えるための「場」です。
今回は、より効果的な面接のために活用していただきたい、面接官研修の研修内容や研修対象者、効果とメリットをご紹介します。

面接官研修とは

そもそも、面接官研修とはどのような研修なのでしょうか。
面接官研修とはその名の通り、面接官に必要な知識やスキルを習得するための研修です。
では、なぜ面接官研修が必要とされるのか、その役割について考えてみましょう。

採用のミスマッチを減らすため

面接経験の浅い面接官が対応した場合、主観に基づいた質問や評価によって、
応募者の能力・適性や志望度を見極められない、といった状況に陥りやすくなります。
採用のミスマッチを改善するためにも、面接官研修を行い、面接の心構えや面接技術を習得しておく必要があります。

他社との差別化を図るため

面接官は「会社の顔」です。
面接官の対応や、話の内容が学生にとって魅力的か否か次第で、学生の入社への動機づけは大きく変わってきます。
面接官研修は、学生に好印象を与えられる「話し方」もカバーしています。

面接手法や面接官の育成方法を標準化するため

新卒採用の面接では、現場社員(人事以外の社員)、特にマネジメントの協力が必要不可欠です。
とは言え、面接を担当する現場社員は毎年入れ替わることが多いため、
面接手法だけでなく、面接官の育成方法を標準化しておくべきです。
面接官の間で共有すべき点は下記のとおりです。

・採用基準や評価基準
・面接で必ず質問して欲しい事項
・求める人物像
・面接時の注意点   など

面接官研修の一般的な研修内容

面接官研修は、面接を担当する現場社員でも短期間で習得できるよう、
半日から1日のコースが組まれることが一般的です。
採用コンサルティング企業や研修サービス企業各社が、
採用に関する研修シリーズの一環として面接官研修を提供しています。
ここでは、面接官研修の一般的な研修内容をご紹介します。

面接官研修の内容

面接官研修では、面接に関する基本的な知識とスキルを扱います。
具体的には、下記に挙げる内容を座学と実践形式で習得します。

・面接官の心構え:面接官の役割、面接官のあるべき姿
・面接官に必要な知識:面接の流れ、応募者とのコミュニケーションの取り方、評価方法、質問すべき事柄、面接の注意点
・面接スキルの向上:面接のロールプレイ(模擬面接)

面接官研修で習得可能なスキル

面接官研修でフォーカスするのは、以下の4つの面接スキルです。

・質問力:応募者から聞き出す力
・情報提供力:自社の魅力や特徴、業務内容を正しく伝える力
・観察力:応募者の人となりを把握して、自社に適した人材かを見抜く力
・評価方法:評価基準に基づいて、合否を判断する力

面接官研修の対象者

新卒採用の面接官は、現場社員(人事以外の社員)が担当する企業が多く、
面接官研修の対象者も下記をターゲットにしています。

・入社10~20年目の中堅・リーダークラスの社員
現場代表として仕事のやりがいや魅力を伝えられる、学生にとって身近なロールモデルとなる。
・管理職・マネジメント層
仕事のやりがいに加え、会社や業界の特徴・魅力を説明でき、学生が思い描くキャリアイメージを体現する。

面接官の人選の際は、人事が現場社員を指名するケースと、
社内の求人や公募制によって、面接官を現場から公開募集するケースとがあります。
現場社員は採用のプロではありません。
面接官の個人的な主観を基準にした評価は、採用のミスマッチを招きやすく、
そのためにも面接官研修で面接の基本的な知識とスキルを抑えておく必要があるのです。

面接官研修の効果・メリット

ここまで、面接官研修の内容や対象者についてご紹介してきました。
これらを踏まえたうえで、面接官研修の効果やメリットを考えてみましょう。

面接官としての成長

面接官研修による好ましい影響として、まず挙げられるのが、面接官の好影響です。
具体的には次のような効果が期待できます。

・面接官としての役割の理解
・面接に必要なマナーや面接スキルの習得
・コミュニケーション力の向上(相手の話を聞く、相手から話を引き出す)

面接官の日々の仕事への好影響

面接官研修が現場社員の日常業務に与える好影響には、以下のものがあります。

・経営方針や業務内容への理解度アップ
・自社の求める人材像の理解(自身のキャリア形成に役立てられる)
・自社の魅力の再認識、仕事に対するモチベーション向上
・面接手法の仕事への活用

ビジネス、本業への効果

面接官研修は、自社のビジネスに対してもメリットが期待できます。

・個人的な主観による評価・合否判定の減少(ミスマッチの減少)
・入社後に求められる役割をこなせるか、の見極め
・学生の志望度アップ、内定辞退の減少
・採用ミスマッチの減少や早期退職の減少(人件費や採用コストの削減)

企業の成長、人財育成

面接官研修は、企業の成長や人財育成という長期的な視点からも、効果を期待することができます。
つまり、費用対効果がある研修なのです。

・人財の発掘(事業内容や仕事内容を理解し、なおかつモチベーションの高い人物)
・面接官自身の人材育成(質問の仕方、コミュニケーションスキル、評価方法の習得など)

まとめ

面接官研修は、面接のクォリティを向上させるだけでなく、
採用のミスマッチや内定辞退、早期退職などの採用ロスを減らすうえで必要な取り組みです。
貴社の採用課題を解決するきっかけ作りとして、面接官研修を活用されてみてはいかがでしょうか。

— この記事の著者

シーズアンドグロース 新卒採用事業部

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