事例: 企業がリクルーターとして選ぶべき

2018. 09/27

企業がリクルーターとして選ぶべき人材とは? リクルーターの選定基準と役割について解説!

  1. 1.リクルーターとは
  2. 2.リクルーターの役割
  3. 3.リクルーターを選定する基準
  4. 4.まとめ

超売手市場と言われる昨今の新卒採用市場において
リクルーター制度を新たに取り入れて採用力を強化したい、
あるいは過去にリクルーター制度を運用していたが廃止に至り、
現在の採用市況に合わせて制度を復活させたい、などと考える企業も多いのではないでしょうか。

どの企業にも共通するのが、どのような人材をリクルーターに選定すれば良いのか、という悩みではないでしょうか。
そこで今回は、リクルーターの役割や選定基準について、詳しく解説します。

「リクルーター研修の研修内容、対象者、効果、メリットについて解説!」はこちら

 

リクルーターとは

リクルーターとは、新卒採用において、
自社への入社を志望する就活生に直接接触する現場社員を差します。
売り手市場によって採用難に陥る企業の増加や、
2016年度以降の選考解禁日の後ろ倒しなどの採用市場の変化に伴い、
リクルーター制度が見直され、その導入数も増加傾向にあります。

リクルーター制度のねらいやメリットには、次のものが挙げられます。

・学生への情報提供と自社のアピール → 学生の入社意欲を高め、内定承諾へ繋げる
・学生からの情報収集 → 他社動向や就活のトレンド情報を得る

多くの企業がリクルーター制度を必要とする一方で、
リクルーター社員の育成が採用課題に挙げられるケースも少なくありません。
リクルーターの育成でお悩みの場合は、
こちらの記事でリクルーター研修について詳しく解説しておりますので、
参考にされてみてはいかがでしょうか。

「リクルーター研修の研修内容、対象者、効果、メリットについて解説!」はこちら

 

リクルーターの役割

ここからは、リクルーターの役割について具体的に考えてみましょう。
リクルーターの役割は大きく分けて3つあります。

母集団形成

リクルーターの役割の1つに挙げられるのが、母集団形成です。
具体的には、OB訪問対応や大学訪問などによって、自社と学生とのコネクション作りを行います。
就活サイトへのプレエントリーや自社サイトへのエントリーに加えて、
リクルーターと学生とが接触することで、安定した母集団形成が可能となるのです。

学生の入社意欲を高める

リクルーターは自社の広告塔として、
自社・業界の特徴や魅力、仕事のやりがいなどを学生に伝える役割を担っています。
リクルーター面談は総じて、自社を志望する学生の志望度アップを可能にしてくれるのです。
さらには、選考途中の学生をフォローして選考辞退や内定辞退を減らすのも、リクルーターに求められる役割です。

情報収集

リクルーターの3つ目の役割は、情報収集です。
OB訪問対応やリクルーター面談を通して、就活トレンドや他社の動向などの情報を集めます。
また、対面した学生に様々な質問を投げかけることで、
その学生の人柄・能力・志望度などの情報を集め、
自社に適した人材かを評価するのも、リクルーターの役割の1つです。

このように、リクルーター面談は情報収集の場であると同時に、
実質的な一次面接という位置づけで行われることもあります。

リクルーターを選定する基準

現在の採用スケジュールでは、6月1日の選考解禁日から
一般的に内定式が行われることが多い10月1日まで4ヶ月しかなく、
企業は選考解禁前からインターンシップやリクルーター面談などを実施して、
応募者の選考や入社への動機付けなどを短期間で行う必要に迫られています。
そのような現状で、優秀な学生を採用するうえで、
自社のどのような人材をリクルーターに選定すれば良いのかを考えてみたいと思います。

リクルーターの選定基準として一般的なのは、年次別の選定です。

・若手社員(入社1~5年目)
・中堅社員(入社6~15年目)
・ベテラン社員(入社16年目以上)

若手社員

若手社員を選ぶ理由としては、学生と年代が近いため、
就活生がアプローチしやすく、気軽に質問しやすい存在であることが挙げられます。
同時に、学生にとって身近なロールモデルにもなり得ます。
これらのことから、若手社員は学生への興味喚起を行うのに最適な年代であると言えます。

中堅社員

中堅社員を選定する場合は、現場経験が長く、
自社の求める人材像への理解も深まる年代であることから、
業界の特徴や魅力をより具体的に説明できる、というメリットがあります。

ベテラン社員

ベテラン社員をリクルーターに起用するのは、
主に最終面接など選考の最終段階での「クローザー」としての役割に期待するからです。
彼らは自社の企業理念や経営戦略など、ハイレベルな内容も学生に的確に伝えることができ、
学生の入社の意志固めにおいて、最後の一押しが可能になるのです。

リクルーターとして関わる社員がするべき工夫を知りたい方はこちらへ↓
採用力強化の仕組みづくりとメリットを紹介!

なお、年次別の選定以外にも、有望な学生のOB・OG社員を選ぶ、という基準もあります。
なぜなら、学生の所属大学のOB・OGは、
学生にとっても接触のきっかけにしやすく、優秀な学生の囲い込みに役立つからです。

まとめ

ここまで、「企業がリクルーターとして選ぶべき人材」をテーマに、
リクルーターの役割や選定基準について詳しくご紹介しました。
リクルーターは、その役割を通じて優秀な人材をよりスピーディーに確保しやすくなるだけでなく、
採用のミスマッチを減らすことを可能にしてくれます。
本記事を参考に、リクルーター制度構築を検討されてはいかがでしょうか。

— この記事の著者

シーズアンドグロース 新卒採用事業部

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