事例: 新卒採用戦略の立て方や年間の採用

2018. 08/03

新卒採用戦略の立て方や年間の採用活動の流れを解説!新卒採用の年間戦略立案のポイントとは?

  1. 1. 新卒採用活動のスケジュール
  2. 2.新卒採用戦略の重要性
  3. 3.新卒採用戦略 立案のポイント
  4. 4.まとめ

新卒採用では売り手市場が続いています。
採用計画人数を充足できない、満足のいくレベルの学生を確保できない
といった状況に陥る企業も増えています。
ここでは、新卒採用活動のスケジュールと流れとともに、
採用活動の成功のために必要な新卒採用戦略立案のポイントについて解説します。

新卒採用活動のスケジュール

新卒採用の年間計画を適切に立てるためには、まず新卒採用のスケジュールを確認しておく必要があります。

「採用選考に関する指針」と採用活動

大企業を中心に日本の代表的な企業が加盟する経団連では、政府の要請に基づき、
「採用選考に関する指針」で新卒学生の採用スケジュールを取り決めています。
スケジュールはその年の社会情勢などを考慮して決定されます。
2017年度より、採用広報の解禁は3月から、面接選考開始は6月からという流れが続いています。

しかし、経団連に加盟していない企業では、
このスケジュールの制限を受けないため、更に早期に選考や内々定出しを行っている例もあります。

また、経団連企業でも選考開始時期前に選考を始め、
6月を待って内々定を出すというケースも存在します。
こういった点も考慮しながら採用スケジュールを考えていく必要があります。

新卒採用活動の実際の流れ

採用活動の流れを採用広報解禁3月、面接選考開始6月を遵守するスケジュールで考えていきましょう。
まず、採用活動に向けて動き出す時期は、経団連の指針を遵守する場合も、そうでない場合も、
前年度の6月ごろに開始するのが一般的になっています。
具体的な採用人員やスケジュールなど採用計画を決定し、
インターンシップの開催や大学訪問などを始めるのがこの時期になります。
なお、学生もこの時期から企業研究など、就職活動の準備を始めるのが一般的です。

広報解禁の3月には、就活サイトでのエントリーが可能となり、
会社説明会、書類選考、筆記試験、面接など採用活動が本格化します。
この時期で早期内々定を出す企業もみられます。

6月の面接選考解禁のタイミングになると、
経団連指針を遵守している企業では面接および内々定出し開始です。
実質的には6~7月で内定出しは一段落しますので、
採用数が充足できていない場合はこの後、第二次募集などを検討することになります。

新卒採用戦略の重要性

新卒採用の成果は、単に目標数の人材確保ではありません。
採用した人材の活躍により、企業活動の戦力となることが本当の成果といえます。
そこで重要となるのが新卒採用戦略です。

自社の人材ニーズに合った人材をターゲットにできる

新卒採用時期に一定数を採用するというプロセスだけを見た採用活動では、
自社のニーズに合った人材を確保することは容易ではありません。

優秀な学生を獲得できたとしても、内定辞退や入社後のミスマッチといった
問題を抱えてしまった経験はないでしょうか。
これらは採用と自社ニーズが合致しないために起こります。

自社ニーズに合った新卒を採用するために有効な方法は、採用戦略を立てることです。
具体的には、自社の事業活動を分析し、必要な人材の要件策定を行い、求める人物像を設定します。
そして、その人物像をもとに採用活動に取り組みましょう。

社内での採用や組織づくりに関する意識が高まる

事業部署ごとに必要な人材の要件策定を行うことにより、
事業部署においても人材採用や育成に対する意識が高まります。

新卒採用活動では、事業部署が自社の魅力などをプレゼンテーションすることもありますが、
採用戦略が明確化されていれば、より効果的なものとなります。
採用活動の軸がぶれることなくなるでしょう。

また、採用に対して社員が共通認識を持つことにより、組織力強化につながることもメリットです。

新卒採用戦略 立案のポイント

では、新卒採用戦略はどのように進めていけばよいのでしょうか。立案のポイントを見ていきましょう。

事業戦略に基づいて立案する

採用戦略は今後の企業の成長にも大きく関わるものですので、
事業戦略のひとつとして人事担当者だけでなく
経営サイドとともに方針を決めることが必要です。

たとえば、
「ある事業を拡大するために何人の人材が必要」
「将来的にこのポジションで活躍する社員が必要」
というように、将来的な事業活動と連動した採用戦略を取ります。

ターゲットペルソナを明確にする

採用したい人材のペルソナを明確にしておきましょう。
人事担当者と経営サイド、事業部署の三者間の意識のずれがなくなりますし、
採用後の育成にも活用することができます。

このとき、ペルソナ設定のうち、どの点を最重要視し優先するかという点も決めておきましょう。

人材育成戦略と一貫性を持たせる

新卒採用は、その人材が持つポテンシャルを期待するものです。
そのため、人材育成戦略と一貫性を持って計画していかなければなりません。
入社後の育成イメージも想定しながら、具体的な採用目標やターゲットペルソナを決定していきます。

まとめ

新卒採用を成功させるためには、採用戦略に基づいた活動を行うことが重要です。
人事だけでなく、社内全体で採用活動について共通認識を持つことは、
優秀な人材確保のみならず、社内組織の成長にもつながります。
新卒採用で優秀な人材が確保できないという問題を抱えている場合には、
まずは新卒の採用戦略を見直してみましょう。

— この記事の著者

シーズアンドグロース 新卒採用事業部

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